うん、理想は中2くらい。いわゆる廚2病ですね。主に私の頭が。
ここ最近仕事も増えて異動もあり、いろいろ思うところがたまってきました。
世間の萌の波の移り変わりは激しく、常にめまぐるしく変わっていきますね。
その中でもこのジャンルはオアシスというか、安定的というか、定期的に新刊でるしそのたびににやにやしちゃうことに変わりはありません。
一時の勢いはなくなってもやっぱり好きだなあ、と思います。
いや、もうここは閉鎖してるくらいの歩みですが。
メモ帳を見るとね、いろいろとネタがつまっているわけですよ。
自分の書きたいシーンだけつめこんだようなオチのなにもないネタが(笑)
いっこだけさらしておきましょうか。
長くなるので下に隠しときます。
もしかしたら書き上げてアップする、かもしれません・・・
「フィニッシュ!」
目の前でたん、と音を立ててトランプが舞った。舞い散るカードの向こう側に黒羽快斗の得意げな顔を見つけて、新一はぼうっとしていた思考を引き締める。しかし黒羽は目ざとく気がつき、「なに、俺のマジックが素晴らしすぎて惚れちゃった?」などと軽口を叩いてきた。
「んなわけあるか、バーロ」
と返し、近くに落ちていたトランプをつまみ上げて黒羽に渡す。
窓の外は気持ちのよい秋晴れだ。
たまたま黒羽と新一がとる授業が両方休講になったため、大学の構内の空き教室で黒羽が新作マジックを披露していたのだ。
黒羽は新しいマジックはどこかに発表するより先に新一に見せてくれる。新一がどのくらいでトリックを見破るかどうかでマジックの完成度を計るそうだ。今のところ、勝率は4割といったところか。黒羽のマジックは初見で見破るにはなかなかに難しい。
「2枚目を引いたときに最後に仕込んだんだろ?」
と聞く。一応質問の形だったがどうやら当たっていたらしく、黒羽は悔しそうな顔になった。
「あーあ、やっぱ見抜かれたか」
「黒羽の指の動き、ほとんど癖がないけど仕込むときはちょっとだけ早いし」
「嘘、そんなん言われたの初めてだぜ」
普通気づかないって~とうめいた黒羽にどきりとする。「さっすが工藤、名探偵の目だな」と続けたので、新一は内心でほっとして「当然だろ」と言った。
黒羽も、指かあ、などと呟いて「次は完璧にやるぜ」と不敵に笑った。
しばし雑談を交わしたあと、次の授業に出かける黒羽を見送って新一はこっそりと息を吐く。
本当は黒羽に見とれてたなんてこと、言えるわけがない。
*出だしから片思いの工藤さん。当サイトでは珍しい設定です。
目の前でたん、と音を立ててトランプが舞った。舞い散るカードの向こう側に黒羽快斗の得意げな顔を見つけて、新一はぼうっとしていた思考を引き締める。しかし黒羽は目ざとく気がつき、「なに、俺のマジックが素晴らしすぎて惚れちゃった?」などと軽口を叩いてきた。
「んなわけあるか、バーロ」
と返し、近くに落ちていたトランプをつまみ上げて黒羽に渡す。
窓の外は気持ちのよい秋晴れだ。
たまたま黒羽と新一がとる授業が両方休講になったため、大学の構内の空き教室で黒羽が新作マジックを披露していたのだ。
黒羽は新しいマジックはどこかに発表するより先に新一に見せてくれる。新一がどのくらいでトリックを見破るかどうかでマジックの完成度を計るそうだ。今のところ、勝率は4割といったところか。黒羽のマジックは初見で見破るにはなかなかに難しい。
「2枚目を引いたときに最後に仕込んだんだろ?」
と聞く。一応質問の形だったがどうやら当たっていたらしく、黒羽は悔しそうな顔になった。
「あーあ、やっぱ見抜かれたか」
「黒羽の指の動き、ほとんど癖がないけど仕込むときはちょっとだけ早いし」
「嘘、そんなん言われたの初めてだぜ」
普通気づかないって~とうめいた黒羽にどきりとする。「さっすが工藤、名探偵の目だな」と続けたので、新一は内心でほっとして「当然だろ」と言った。
黒羽も、指かあ、などと呟いて「次は完璧にやるぜ」と不敵に笑った。
しばし雑談を交わしたあと、次の授業に出かける黒羽を見送って新一はこっそりと息を吐く。
本当は黒羽に見とれてたなんてこと、言えるわけがない。
*出だしから片思いの工藤さん。当サイトでは珍しい設定です。
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