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スネイプ教授に関する捏造7巻予想(今のうちにしておこう!)

教授×ハリーの美味しいところは、教授は厳格でハリーにはきつく当たるし、挑発や憎まれようとする発言を繰り返しているけれど、本当はハリーを気にかけているってところ。(ここ重要)


以下、長々と妄想ばかりの教授愛のテキストです。よろしければお付き合いください。長文注意。
また、こちらのページ(6巻感想)もあわせてご紹介しておきます。

■教授がハリーに厳しいのは同学年なら寮を問わず知ってるくらい有名な事実。教授はスリザリンを除く全生徒に対してデフォルトで厳しいが、対ハリーに関しては初っ端から全開で嫌味炸裂したりしています。それはなぜでしょうか?答えは、他の教授がハリーに甘いからです。
ホグワーツ教授陣は例外なく11年前に例のあの人が死んだ夜のことを経験しており、ハリーを「生き残った男の子」という特別なフィルターを通してみてしまっています。(ハグリッドやマクゴナガルが例)その状況では教職についているものとしてハリーに公正に当たることはできても、無意識のうちにでも(あのハリー・ポッターはどんなことをしてくれるのか?)と過度の期待をもって接してしまうことがあるのではないでしょうか。またハリーに関しても、本人の与り知らないところで期待されたり失望されたり、また持ち上げられて天狗になったりしてはハリー自身にも良い環境とはいえない。ここで教授がハリーに対して普通の態度であれば、ハリーがグリフィンドールに入った以上、抑止する立場のものが誰もいなくなってしまうのです。さらに言うならスリザリンは闇の魔法使いを多く排出したと言うことでその寮にいるだけで何らかのいわれのない不利益をこうむる可能性があります。また全校でグリフィンドールのハリーに注目している状況で、彼らが不満を持つのは仕方のないことかもしれません。教授があえてハリーにマイナスの態度を取ることで、生徒間の感情とハリーに対する大人たちの態度の釣り合いを取ろうとしたのでは?彼の場合スリザリン寮監ということで、目の敵にしていると言う設定は信憑性を持ちます。何より校長たるダンブルドアがハリーの後見のようになってしまっているので、憎まれ役としてのスネイプ教授は必要悪だったともいえます。ま、ちょっとでも普通の学校生活にしたかったんだよね・・・

■「例のあの人」はスネハリ的には欠かせない素材と言えます。1~5年に至るまで、毎年のようにヴォルデモートに殺されかけるハリー。(あんた、危なっかしすぎるよ?!)
そしてそんなハリーを苦労に苦労を重ねて影から護り続けるスネイプ教授。その理由はジェームズに対する命の借り(ハリーにはこの認識)だとか、ダブルエージェントの立場として校長命令には逆らえないとか、強力な闇の魔法に対することができる実力とか、そういった諸々の事情です。
最初のうちは(これで終わりだ、借りは返したぞジェームズ)とかって思ってた教授ですが、しょーこりもなく騙されたり、罠と判って飛び込んでみたり、うっかりして変なところに迷い込んだりしてそのせいで危機に陥るハリーは、正直教授が目をはなしたら死ぬ
お前が狙われてるんだから大人しくしとけよ!てな場面でもハリーはお構いなし。校則ごときではハリーを留めておけないことには教授だけでなく校長も頭を抱えたかもしれません。結果、密かなるハリー包囲網ができつつありました。(主にスネイプ)わけのわからん怪しい日記を持ち歩いてみたり、シリウスが狙っているときでさえ教授の目をすり抜けてホグズミードへ遊びにいったりとのんきにもほどがあるハリーの行動に教授はイライラしっぱなしです。
でも本当に危険が迫っているとき、ハリーはその危険を顧みずに立ち向かう無謀とも取れるような勇気を持っていました。
ハリーは自分の命惜しさに仲間を助けるのをためらわない。普通の子どもたちが怯えて何もできないでいるときも最後まで仲間を護るために戦おうとしていた。
その命にどれだけの価値があるのか、
どれだけ多くの人間がその命をまもっているのか、
どれだけ多くの人間がハリーに希望を見出しているか、
知りもせずに。
教授はいつの間にか本気でハリーを護ろうとしています。護る際に多少わかりにくかったり嫌味交じりだったり、でもそれが教授クオリティ
命の借りだとか、校長命令などは建前になっているのです。
(そんな教授の好きシーンは4巻で、ムーディー(偽)に連れ去られたハリーを追ってダンブルドア、マクゴナガル、スネイプが登場するシーン。ぜひ読み返してみてください)

■そもそもハリーがダーズリー一家と暮らしていたわけは、ヴォルデモートがジェームズとリリーを殺したから。
しかしそもそもの始まりはスネイプが予言の前半をヴォルデモートに伝えたことこら始まっています。
ハリーが享受するはずだったしあわせな家庭をスネイプの密告は奪ったのです。
教授はそのことを事実として知っていたし、償おうと言う心でハリーを護ってきていました。けれどハリーの本当の心を知ったのは5年生のときだったと思います。そう、閉心術です。
子どもの頃からずっとハリーはダドリーにいじめられて過ごしてきました。
伯父伯母夫婦はハリーを育てはしたけど愛情は与えなかった。
ハリーは両親の命でもって救われたにも関わらず、その事実さえ知らなかった。
親の愛を、知らなかった。
ハリーはずっと孤独だった。魔法界でこれ異常ないほど有名になっても、みながハリーのことを知り、傷跡を見て褒め称えても、ハリーにとってそんなものに価値はありませんでした。ハリーが欲しかったもの、必要だったものはホグワーツに入るまではなかったのですから。
スネイプはこれまで知らなかったハリーの暗い子ども時代を知るにつけ、自らの罪の重みを深く感じたのではいでしょうか。今まで命を護ることでつりあっていると思っていた天秤は本当はちっともつりあってなどいなかった。ハリーが閉心できずに過去をさらすたび、もう止めてくれと叫びたかったのは教授のほうだったのではないかと思います。
謝ってすむのなら、そうしたかった。
でも教授はそうすることはできませんし、たとえハリーに許されたとしても、自らを許すことはできないのではないかと思います。
ダンブルドアを手にかけた後ではなおさら。

■教授、生きてください。償いたいのなら生きてください。
ハリーのために、ダンブルドアのために、マルフォイのために、
そして自分のために生きてください。

一読者として、一ファンとして、教授に安らぎがあることを願ってやみません。
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